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ディフェンス能力重視のブログ

資産と健康も守るための知識をいろいろ調査、実践していきます

日本の年金制度は破綻しない!という詭弁を論破してみる

日本の現状

日本の年金制度は25~30年後に積立金が枯渇して破綻するという意見が大勢のようです。

ただ、中には「年金制度は絶対に破綻しない!」と主張する立場の人もいます。

破綻しないと言っている人たちの前提がどう見てもおかしいものばかりなので、一つずつ反論してみることにしました。

 

 

●年金が破綻するのは国家が破綻するのと同じだから、そんなことが起きるわけがない。

 

ずいぶん大雑把な理屈だけど、国が破綻するのはそんなに珍しい事じゃないよ。

1998年にロシア、2001年にアルゼンチンがデフォルトを起こしているのを知らないの?

それと、国家の財政が破綻している状況で、年金の積立金は国民の生活のためだから手をつけないでね、なんて理屈は通用しないことぐらいはわかるよね。

そんな状況で年金に手を付けるのは憲法違反だ!とわめいたところで、無視されて終わりです。

 

 

 ●年金は納めた保険料の1.7倍以上ももらえるお得な金融商品です。

 

現時点で1.7倍以上でも、将来世代では激減することも正直に言うべきじゃないの?

例えばそれが1.3倍程度しかもらえなくなるとしたら、「自分は払いたくない」と思う人が大部分じゃないかな。

だいたい倍率を強調するなら、賦課方式じゃなくて積み立て方式に変更してからでないと説得力ないよ。

 

 

●未納者は年金を受け取れないということで制度の公正は維持できている。

 

平成29年度から最低支払期間25年から10年に短縮することになってるよね。

韓国でさえ10年なのに、25年というのは先進国として恥ずかしい数字だから改正されたことは喜ばしいことではあるよ。

でも、こんな重要なこと、もっと国民向けに周知すべきじゃないの?

25年でないと受け取れないと恫喝してきた手前、気恥ずかしくて言いにくい、なんてことはまさかないよね。

そもそも、払わなきゃ受け取れないって部分を強調するなら、保険料払いたくない人から無理やり徴収するのをやめたらどうなのよ。

 

 

●障害者になったとき、年金未納者は障害年金がもらえない。

 

障害者になったときにカバーするのは、たしかにいい制度だけど、人間が働けなくなるぐらいの障害者になる確率がどのぐらいあると言うのか。

普通の人ならガンとか地震に備えて保険に入る方がよっぽど価値が高そうだけど。

メリットを口にするのはいいけど、「障害者になったらどうすんだ!」と恫喝して加入を勧めるのは悪徳霊感商法と変わらないと思う。

 

 

 

●年金4割未納は国民年金だけ!サラリーマンなど年金加入者全体を合わせれば、未納者はわずか3パーセントにすぎない。

 

サラリーマンは給料から天引きなんだから、そんなの当たり前じゃん。

自分の意思で選択できるなら、今の日本の年金じゃあ払いたくないと思ってるサラリーマンはいっぱいいるよ。

自己選択の余地がある国民年金だけで見れば「年金はいらない」という意思表示が出ている実態は無視?

 

 

 

●保険料だけで苦しくなれば税金部分を増やせばいいだけなので永遠に破綻しない。

 

毎年赤字国債でかろうじて予算組んでるのに、年金のための税金はどこから出てくるの?増税?

消費税を数パーセント上げるだけでも大騒ぎになるのに。

 

 

●出生率は回復傾向にあるから、当初の年金の将来予測より改善している。

 

少子化担当大臣まで新設して、予算もそれなりにつけてやっと1.4越えたらしいね。

厚労省の予測に使ってるその他の大甘の指標をカバーするには全然足りないよ。

 

 

●年金の支給開始年齢を遅らせればいいだけ。諸外国も65歳以降にしていく国が多い。

 

支給開始を遅らせるしかないのはその通りだけど、年金への信頼感が乏しい現状で、国民がそれを受け入れるのかな?

80歳支給開始にして、ほら、年金は破綻してないと言い張るつもりなんじゃないかと心配してる人もいるよ。

 

 

 

●マイナンバーで厚生年金をおさめていない企業から強制取り立てして、徴収率改善できる。

 

取り締まるのはいいけど、赤字経営の零細企業から取り立てたら、倒産しちゃうんじゃないの?

中小企業イジメの制度を改めようとしないから、いつまでたっても景気が良くならないんだよ。

 

 

●パート20時間以上にも厚生年金を義務化拡大(501人以上の企業)していく。

 

厚生年金と社会保険を毎月引かれて月給は激減。

いくらメリットを言われても、パート主婦からすれば大きなお世話で大迷惑。

 

 

●マクロ経済スライドシステムができて、年金制度はより持続可能な制度になった。

 

要するに年金減額のシステムでしょ。

減額を持続可能という言葉でごまかすから、ますます信用されなくなるのに。

 

 

●ねんきん機構になってからは職員はまじめにやっている。

 

国民の年金記録を覗き見して、外部に漏らすような連中が「まじめにやってる」と口にして、信用する人間がどれだけいると思ってるの?

 

 

( 将来年金が持続可能なものとして、官僚が想定している数字予測がまたひどい)

 

 

●物価上昇率1.0パーセント

 

日銀国債引き受け同然ともとられかねない大規模な金融緩和までやって、ようやく1パーセントに上がった程度らしいね。つまり、デフレ脱却なんて全然できてないんだよ。

 

 

●賃金上昇率2.5%

 

バブルのときから毎年国民の給料下がってんだけど(笑)

 

 

●運用利回りが4.1%

 

 マイナス金利で国債の運用益はますます低下するね。日経平均大暴落でGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用する公的年金の運用損失が拡大中。4.1どころかマイナスになりそうだけど?

だいたい国民の大事な年金を株価操作資金に使うって、これはだれが責任とることになってるの?

 

 

●1億総活躍時代のスローガンで65歳以上の老人が働ける場所を提供して、年金保険料を納付できる期間をさらに延長します。

 

スローガンを掲げるのは勝手だけど、ヨボヨボの老人に保険料徴収や労働を強制するようないじめ社会にはしないでほしいね。

 

 

年金は絶対破綻しない論者に要注意

 

●不気味な独自理論で破綻しないという理屈

 

大甘予測で有名な厚生労働省が、2014年に出した最悪シナリオ(それでも大甘)で、現役時所得の30%程度しか払えなくなることをすでに白状しています。

それより楽観的な予測をしている人物は詐欺師認定して無視しましょう。

 

 

●支給開始年齢引き上げと支給金額カットの話題を意図的に無視・隠蔽する

 

支給開始75歳にすれば、多くの人が支給前に死亡してるし、現在の給付水準を大幅に切り下げれば、形の上で年金制度が持続するのは当たり前の話です。

 

国家が断固とした態度でそれを実行すれば、国民は最終的に従うしか選択肢はありません。

 

仮にそうなったとして、75歳から数万円しかもらえない年金に意味があるんだろうか、というのが普通の人の素朴な疑問ですが、年金持続可能論者はそういう話をしたがりません。


年金持続可能論者は国家権力には黙って従うという考え方の人が多いので、「文句言わずに黙って払えばいいんだよ」という恫喝的な色彩を自然に帯びてくるわけです。